第6回 イバラードな世界展 -2004-
受賞者一覧
11月8日(月)、井上先生が大阪から審査のために上京してくださった。
個展前のため、ほんの3時間ほどの滞在の後、また大阪へとんぼ返りと言う強行スケジュール。ほんとにありがとうございました。以下の通り、受賞者を決定、それぞれの作品にコメントをいただきました。

賞品の発送は、版画と参加賞は作品返却時に、井上先生からの賞品は12月下旬にお送りする予定です。 今回受賞できなかった方は、また是非次回チャレンジして下さい。
イバラード賞 SIMOON 
賞品 塔の家型器(中サイズ)
版画「丘の木々は風にそよぎ」
細部のリアリティといい、全体の構成といい、完成度が高い。水路の石や崖の表現にも注意が行き届いている。水路の底に水色を付けて深さを表現してあるのも良い。ランタンの光と銀色の傘が妙に懐かしい。 イ・ノナ氏の姿勢にリアリティがある。
イ・ノナ賞 TOMOKO
賞品 直筆(ミニアチュール)
淡い色調が美しい。私(井上)も、まだ描いたことの無いアングルだが、いかにもイバラードにありそうな心惹かれる風景である。近景の水中の感じも幻想的で面白い。人物が背景から浮き上がるようには、あまり輪郭を強調しすぎないようにした方が良い。灯りの中に佇む人影が心憎い。
ニーニャ賞 Yas 
賞品 塔の家型器(小サイズ)
まぁ、とにかく力作である。いろんな絵の部分が一つになっているのも見ていて楽しい。全体としての大きな造形性のまとまりが出てくると作品としてのクオリティが上がると思う。
タル・ブラ賞
賞品 イバラード漫画手彩色
遠近感の表現も充実し、人のポーズも良くこなれている。犬が特にかわいい。近景の鉱石類の質感が出ると作品としての魅力が深まると思う。
スイテリア賞 ちゅうたろう
賞品 イバラード漫画手彩色
棚田に塔と言う発想が新鮮。星が浮かぶと言うカラクリも楽しい。仕事の後、この場所へ帰って行くという作者の気持ちが暖かく表現されている。
タカツング賞 しらこ
賞品 イバラード漫画手彩色
力作です。ガラスによる立体表現が建築のような、見ていて飽きない面白さを形作っている。
タカツング賞 IWA
賞品 イバラード漫画手彩色
素材の面白さに敬服した。高さのあるものや建築的なものへと発展して行くと素晴らしいと思う。青い色の使い方も効果的。
めげゾウ賞 しょうた
賞品 イバラード漫画手彩色
いろんな色を使えているのが絵の世界の楽しさを良く現している。ひとつひとつの要素が見ていて楽しいし、ここからお話が広がって行くように思える。
イバラード東京事務所長賞 Yas
版画 「人形師の店」
イバラードへの愛に溢れている作品と言えよう ^^;。 イバラードの深い知識無くしては制作できないものだ。遊園地のように、あちこちへ行ったり、電車に乗って眺めて見たくなる作品だ。子供たちはきっと喜ぶだろう。(フクオカ)
参加賞
(以下順不同)
川村哲也 やわらかい自然な色調が快い。描かれた事物の位置関係が色調の変化で表現されるとなお良い。
Aki 見て楽しい要素が多く、引き込まれる作品です。ただ光の方向が設定されていないので、大きな空間の存在感がやや希薄である。空への広がりが大変良い。
園部まり 砂や貝殻を使った技法が面白い。街の遠近感にも雰囲気がある。空(水面?)の色調がもうすこし柔らかいと、さらに広がりが出てくると思う。
岩下あつし めげゾウの形が体を起こしても動けるようなバランスに想定してみて欲しい。イメージの展開は大変良いと思う。どれにもストーリーがあるのも楽しい。
しえる 色が柔らかく暖かい。少女の形にもう少し存在感が出ると、場所全体のリアリティが出てくる。
みちゅ 女性の作品らしい質感の美しさが感じられる。衣装の色や地面の光るものがとてもいい色をしている。
mitsu 表現の密度は非常に高い。色彩がCG特有の割り切れたものになりがちなので、微妙な変化や中間色による対比が出るように工夫すると自然な存在感が強まると思う。
Yuki 水面の植物が色彩といい質感といい、大変美しい。影の部分の黒い微妙なトーンが付くとさらに良くなると思う。猫と少女の雰囲気も、この世界にふさわしい。
Macico 視点が面白く、色にも深みがある。遠景の都市のコントラストをさらに淡くすれば、空間がさらに広がると思う。もう少し大きな作品に挑戦しても良いのでは?
ケーイチ 緑の中にオレンジ系か赤系の深みを加えると空との距離感が出てくると思う。細部は見て楽しいので、もっと描き込んでみて欲しい。塔の断面の見え方に注意して、視点や距離感が意識されるとなお良いと思う。タッチは勢いがあっていい。
sirius ひとつひとうの要素は透明感もあり大変美しい。モビールのバー(棒)をもう少し長くした方が空間が広くなって良いと思う。
出品作品の画像はこちらです。